「カンフーハッスル」見た

20022003年"心の王子アワード"連続受賞者といったら、ドーン!この方!
チャウ・シンチー氏でございますよ。で、2年ぶりの新作です。
前作「少林サッカー」よりも いろいろなところがパワーアップして 全体にものすごく豪華になってました。
仕掛け、見せ方、上映館までも、でっかくなりましたよ。
いい意味で脳天気なハリウッド映画のパクリ、 カンフースターへのオマージュが
いたるところにちりばめられていて、香港らしいすてきなバカバカしさがいっぱいでした。

だけど、このハイテンションさについていけない人も、おそらくいるだろうなあ。

わたしは荒唐無稽な話が好きで、意味とかリアリティについてはあんまり気にしないけども、
でも時々「なんて唐突な!」って思った場面もあって、で、その疑問を
ぶっ飛ばすような爆笑シーンがあったかというと・・うーん、もうちょっとかな?惜しい感じです。
カンフーに敬意を払うあまり、話がちょっと迷走してるかな?と
思ったところも ありましたが、アクションシーンはとてもすてきでした。
漫☆画太郎さんが書くような、 市場にいるようなステテコのおっちゃんとか、
カーラー巻いてるおばちゃんが実はカンフーの達人で、
めちゃめちゃ動けて強いのは かっこよかったし、爽快でした。


このおっちゃんおばちゃんはただの素人ではなく、 本当にブルース・リー
共演してきたような往年のアクションスターたちを口説き落として
出演してもらったそうです。 ワイヤーアクションばりばり。
今回の映画も、作・演出・監督・出演・チャウシンチーなんだけど
後半になるまでカンフーの場面は でてこない。
達人の役は達人にやってもらうのが筋だから、とのことですが、
子供の頃から、彼は本当にブルース・リーになりたかったそうなので、
達人の技に敬意を払って、一緒のシーンではやりたくなかったのかな、と思いました。


格闘家にはなれなかったけど、こういう形で
子供のころの夢をかなえたんだなあと思うと、じんとしますね。


それにしても香港のアクションスターはかっこいいですね。
細くて、しなるような感じじゃないですか。
格闘家というよりは舞踏家というんでしょうかね。
生まれ変わったらダンサーになりたいと常々思っていますが、
京劇の役者にもなりたいです。
飛んだりはねたり回ったり〜ですよ。って、おもむろに
onちゃん音頭のネタをふっても誰もついてこれまいて。
"心の王子アワード"2004年度受賞者はまぎれもなく、大泉洋氏に決定!ちゅうことで。
しかし・・このところ寒くなってきたせいか、無駄な熱量のほうが下がりぎみでございますよ。
ドラマが始まったらまた上がるかいのう・・?