すごいエレクトーン奏者

TUCKER(タッカー)。ご存じですか?
古いエレクトーンを使ってて、ライブのパフォーマンスが とにかく素晴らしい。
チープでスカスカしたいわゆるエレクトーンっぽいとぼけた懐かしい音と、
発作的な激しいパフォーマンスが合わさって、怖いけどおもしろい!おもしろいけどかっこいい、 最高。
でもやっぱり近くに走ってきた時は怖かったな・・。

代官山のクラブイベントで見たんだけど、“SUNNY”を カバーしてた。かっこよかったな。
エレクトーンに火をつけて、炎につつまれながら速弾きするところなんてのは、ジミヘンかと思いましたね。
で、それを弾きながらすばやく「フッ、フッ」って消すんだ。
目の前で炎があがるのって高揚しますね。
場所によっては燃やせないので、見られてラッキーだ。

子供の頃、エレクトーンいじったことがあるひとなら知ってると思うんですが、
オートアルペジオっていう機能があって (リズムといっしょにベース音が出る)
それをフル活用してるんですね。
よく自分は練習に飽きたらそれで遊んでたものだから、 「こういう使い道があったのかー!」って思いました。
懐かしいやら、感心するやら。

その場でベースを1フレーズ弾いて録音して、ループさせて流しといて
今度はギターに持ち替えて、また1フレーズ弾いて、ってやって、
どんどん曲が出来上がっていく パフォーマンスが素晴らしかった。

機材をよく見たら、わたしが持ってたのと同じ年代の機種だった。
スピーカーの部分をとっちゃって、キーボードスタンドに乗せてた。
で、途中で上にのっかったらズレて、床にぺたんと直置きになっちゃって、
なんともシュールな見た目に。笑った。
アルバム「TUCKER IS COMING」聴いてみたい。

アーチストにも、たくさんファンがいるらしい。
月刊エレクトーンでも紹介されていたらしい! あのおカタイ本に・・へえ。