劇団健康・トーキョーあたり

なつかしい顔ぶれ、勢ぞろい。
思えば、自分が一番演劇を観ていた時代の象徴のような劇団。
まだ上演中なのでネタバレはさけて書きます。
でも、分かってからみても、あまり影響がないかも。
それがナンセンスのいいところなんじゃないかしらね。


演劇ってやったらいけないことってないんだなあ、と爽快感がいつもあった
健康、わたしが好きなスライドネタで始まった。
劇中にスライドを使うのって、この団体が最初にやったんじゃないか?と
思える、洗練されつつも自虐的なネタ、変わらず毒持ってるなあと思った。
けれども、もはや超大御所になってしまった今では、他劇団との比較ネタも
あまり破壊力がないように思えて、自分も年取ったのかなと思いつつ
このマイルドさが、なんだか寂しい気がした。
でも役者の演技力はすばらしい。
(あっケラさんのネタ通りのこと書いてしまった)
個人的には手塚さんとケラさん、大堀さんと新村さんが
それぞれ並んでいるのをみて、90年代の頭にタイムスリップしたような
気持ちになった。懐かしい、とにかくなつかしかった。