かっこいい!

仕事をしながらムーンライダーズを聴いている。
遅れてやってきたライダーズファンになりそう。
大人になってからじゃないと分からない良さってのも
あると思うんよ。いいものはいつから始めてもいいじゃない…
だから音楽はやめられない。

「モダン・ミュージック」「ドントラ30」は会社で仕事しながら
聴いてるとすごくはかどる。
やれ「メラメラパワーも最高潮」だの
「ふわふわのファーで夢心地!小悪魔みたいな女の子にぴったり」
だの、「寝るだけでドロドロを流してスリムボディ」だの
そんなしょーもない文書で給料をもらう私だけど、
このアルバムの、己を貫きまくったクレイジーともいえる
ポップさに救われます。

聴いていると、忙しくても、
面白みのない、くそマジメ人間になんてなるなよと
言われたような気分になる。
そうだそうだ、会社の仕事だけが自分のすべてでは
ないんだった、と思い出す。
すると、不思議にもかえって仕事が進むのです。
いい曲ばかりだ。

で、今はドキュメンタリー映画「マニアの受難」の
サントラを聴いている。ライブはすごい!びっくりした。
めっちゃ熱くてかっこいいな。
わたしは演奏者がいま何歳かとかはあまり気にしないんだけど
30周年のバンドときいたら、これはさすがにスゴイと思う。
このボリューム感はすごい。粘りがあるなあ…
楽器持ってたら永遠に年とらないような気がしてきた。

若いロックバンドのキリキリした疾走感と辛さを
ジンジャーエールのようとするなら、この演奏は、
重くてぶ厚くて、ふわーっと熱い空気が広がって
全体にやわらかな、くつろげる感じ!…炭火焼き肉かな?

へんな例えですみません。
しかも分かり肉、もとい、にくい

…。……。

ほかのミュージシャンの演奏や歌もよい。
ソカベンはソカベン、エンケンエンケンとして参加してて
聴いてて楽しい。映画の公開楽しみだな〜。