ドラバラ鈴井の巣「マッスルボディは傷付かない」見た。

休みの午後だけではおさまらなくて
仕事行く前、朝から見ちゃったよ。
すごい景気付けになった!朝から妙にハイテンションだ。
わたしはおもしろかったから、大泉さん率いる
被害者の会に参加しなくても大丈夫だな。

この作品が放映された当初は、分かる人にはとても分かる、
泣けるいい話で拍手喝采、分からない人には全然分からん不思議ワールド、
巨大なクエスチョンマーク、賛否両論だったとのこと。 
自分は、ものすごいオリジナリティと、普遍的な感動のテーマを
両立させた安田顕&ただけん監督のコンビに大きな拍手です。
そして、この作品に挑んだ出演者達にも拍手したい。
それぞれの役に挑戦と疑問があって、それを全員が自分なりに理解につとめ、
挑戦を受け入れ、真摯に立ち向かっている姿に美しさを感じました。
演者の自分との闘いぶりが見えました。
それが、この作品にでてくるボディビルのストイックさと
重なるように思います。


それから、わたしにとってのドラバラに於ける最大の魅力は、
出演者が作るオリジナルのテーマソングです。
みなさんあんまり楽器もできないのに、鼻歌いっちょうで数々の名曲を
生み出しているところは本当に感動します。
曲がうまれる瞬間、一瞬の真空が収められているのは
とても貴重だし、興味深い場面です。
いかに共通の世界を持てるかが勝負のお芝居づくりでは
バンドマンがもっている連帯感とはまた別のものがあるのかな。
もちろんアレンジャーの技術もすごいなあと思うのではありますが
歌心のあるメンバーが揃っていて、見ていて気持ちがいいです。

うーん長々書いてますけど、機会があるならば
是非一度は見て欲しいのです。特に日常に不満はないけど
退屈していたりとか、「なんか面白いことないかなあ〜」
なんつって、惰性でだらだら、特に好きでもないゲームを
やって過ごしているような時に見て欲しい!
大笑いしているうちに熱さが取り戻せるかも知れません。
または、何じゃこりゃ!と怒りのエネルギーが沸いて
それが生きる糧になるかも知れません。

前からの疑問は、オンエア時はドラとバラが一度に見られるけれど
DVDのときは別々なので、どうしたらより面白く見られるかってこと。
みなさんはどうしてるんでしょうか。
自分は、まず主音声のみでドラDISK。全部見てからおまけ映像。
さらに副音声を入れてもう一回見て、そんでもってバラDISK。
バラDISKは、作品のどの場面かを把握してみたほうが
面白いかなと思うのですね。
単純に、バラ部分が好きだから最後にゆっくり楽しみたいっていうことも
あるのですが。

そして何より特筆すべきは、自分は道外なので新作見られないけど
DVDだけでこれだけはまれるんだから、ほかにも大勢こういう方々が
いらっしゃるはずなので、テレ朝は今すぐに、ドラバラを
そんでもってどうでしょうクラシックも放送して頂きたい!
ってことなんだ。見たいんだ〜。