「ミスター大壮行会」を振り返る。その2

「泣く子は、いねぇかあ!」
って、ものすごく威勢よく舞い始めたのだけれど、
ひとしきり舞いまくり、足下がおぼつかなくなってきた
なまはげさんこと、大泉さん、なにやらすごく苦しそう。
藤やんがいろいろ話しかけますが、「…。」息もたえだえ、といった感じです。

「もう取っていいのかい」
お面をはずした大泉さん、数分間にわたる素晴らしい
ぼやきを披露。

「このお面はかぶるために作られたものじゃないんだぁ、飾るためのもんなんだぁ。
ほら、このお面の裏を見てごらーん。ねえー」

お面の裏側に、緑色のタオルがたたまれて、おでこのあたりに仕込まれております。

そして、おやびんによる急ごしらえとわかる、いかにもな感じの黒いゴムバンドが
お面の端から端に、バッテンのかたちにくっつけられております。
このバンドで頭にビシーッ!とお面を付けてたわけです。

「小松に言って、痛くないようにやってもらったんだ、でもねえ、この、
 お面の歯ぐきのあたりがねえ、ぼくの鼻をふさぐー。(会場爆笑)
 人間はねえ、鼻で息を吸うようになっているんだ、でも!
 この歯茎がぼくの鼻をふさぐから、口で息をするよ、でね、
 このヒゲがだ(藤やんを指して)
 "大泉さん、こちらのほうへも" …なーんてやるもんだから、
 ぼくは(あちこち動いて)のどもカラカラだ、
 
 そしてねえ、きみたち…、途中で飽きたろ!
  
 こっちはプロだ、飽きたの分かるんだ。」

スクリーンに、ミスターが待っているから早くしてくれ、というような
テロップが流れる。

ぼやき足りない大泉さんを脇におき、
藤やんが高らかに紹介します!「今日の主役、鈴井貴之〜!!」

緊迫した予告編でおなじみの「ギャオス逃げ去る」が
大音量でかかるなか、みな口々に「どこー?」「どっからくんの?」
「上−?」「スクリーンやぶれて、飛び出して来たらすごいよねー」
などと話しながらミスターが登場するのをドキドキしながら待っていると、
舞台の中央に真四角に穴があいて、なにかがゆっくり上がって来ます。

!!あーっ!見えた!

なんか、白い衣裳をきて、何かにまたがってます。

「カブちゃんだ!」
白い煙がバシューーーっと上がり、スクリーンに大写しになった
ミスターの顔みて大爆笑! 
カブちゃん、鼻のあなが黒々。ぎんぎらぎんぎらと笑ってます!
目がすごいよ。

つづく

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このあたりのお写真は、公式にもビシッとアップされてますね。
なんていいアングルなんだろと思って、カブちゃん、なまはげさんは
すかさず壁紙。