TEAM-NACS「COMPOSER」@ももちパレス

札幌道新ホール、池袋サンシャイン劇場、と観てきた「CONPOSER」、
生で観るのはこの福岡の13日マチネで最後。

一番最初に観た札幌からはずいぶん変化してて驚きました。
いろんなところを巡って上演し続ける中で、あの5人のなかに
なにかが新しく生まれたんだろうか?
舞台の上での動きや、ひとことひとことのセリフに
登場人物たちの感情がしっかり裏付けされていて
とても説得力がありました。
いつのまにか、お芝居ってことをさし置いて、生きている人間の
物語として自分のなかに入ってくるのを感じました。

それぞれの気持ちがすーっと入ってくるような感覚がありました。
芝居観てひさしぶりに泣いてしまった。どん、とくるものがあった。
上手く理由を説明できないけど、観ていると
バーッと目の前が開けて、いろいろな言葉を受け取ったような
気持ちになったりした。
胸打たれました。

    • 追記--

今回は前のほうの席だったので顔の表情が
かなり良く見えたのがうれしかったです。

それから衣裳、細かいところに気配りやこだわりがあるのが
感じられました。
カールのズボンや、ルイのジャケットはあれだけ動いてても
しわにならないような生地で、仕立てもよさそうでした。

無地に見えるジャケットにも微妙な濃淡がついてたり、
よくみるとストライプだったり。
ルイが最後に指揮をする場面で着ているジャケットが
襟がサテン地の部分使いになってたり、こういうところに
風格を出す工夫があるんだなあと思った。
モーツァルト上着の銀糸の刺繍、すごくきれいだった。
ヨハンナが最初にでてくる時のワンピースの柄も
よくみたらとってもかわいかった。あの登場のしかたで
とてもそんなところに気がつく余裕がいままでなかったけれど。(笑)