東京エリートの肖像

昨日バンドの練習の帰りに、11月にやるライブのフライヤーを
置いてもらおうと思って母校がある街に行った。11月は学祭があるから活気があるだろうと。
そしたら今、2010年までかかる大リニューアル工事中なのね。
学校なかったらつぶれちゃうようなお店ばっかりだけど、大丈夫なのかしら。
それでも、バンドや芝居関係者が集う店を回って置いてもらってきたよ。
くたびれたので喫茶店に入って珈琲を頼み、かばんに入れっぱなしの
文庫版の札幌の地図を見ているたら、店のマスターが「よかったらどうぞ」って
くまがスキーをはいてリュックしょった柄がついた、シカせんべいのような薄いお菓子をくれた。
これさ…どう見ても北海道みやげだよ。
そしてお店の人の会話が聞こえてくることには「三日間真駒内にいた」とか
「分かるひとにしか分からない」だの「新作を2回分だけ見てきた」…
やがて、お姉さんがお水を注いでくれながらにっこりと「札幌に行かれたんですか?」
携帯を開いて、アイスアリーナで撮った”腹を割って話そう”の写真を見せるわたし。
「こんな祭りに行きました」「!!!」客と店員がエリート藩士同士になった瞬間でありました。
公安の人ー!この店はあやしい団体のアジトでーす! 

東京って、実は祭りに3日間来てた人しか住んでないんじゃないの?すごい確率だなあ。

ちなみにこのお店、キリンジの「グッディグッバイ」のPVに使われた喫茶店でやんす。
カレーがおいしいよ。ワインもチーズもあるよ。「北地蔵」にちょっと似てるかなあ。